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□たった一度の恋だった
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名前ちゃんは、3人目の彼女やった。
笑顔が可愛くて
気遣いの出来る優しい子。
名前ちゃんに会ってから
初めて恋っちゅうもんが分かった気ぃさえする。
やのに、何で手放してしもぉたんやろ。
日に日に彼女が傷ついていくのに耐えられへんかった。
好きやのに、守ってやれんかった。
「名前ちゃん・・・」
ほんま、好きやねん。
せやから、どうか。
どうか俺を許したって。
「ほんま、好きやねん・・・」
寂しい告白はそっと涙へと変わった
たった一度の恋だった
俺から告白したのも
めっちゃ守りたい思うのも
全部、全部
名前ちゃんにだけ