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□終わりのない恋だった
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ぐるりぐるりと私の恋心が回る。
財前を好きになってから、ずっと。
財前が好きで
でも、叶わなくて。
別の人を好きになろうとして
やっぱり、財前しか見えなくて。
ぐるりぐるりと。
終わりのない無限ループ。
結局、私の恋心が受け入れてくれるのは財前だけなんだ。
「財前〜。付き合ってよ〜。」
財前を好きになってから、ずっと繰り返した言葉。
軽いノリだけど、内心いつでも赤面中だ。
「いやや。」
彼はばっさり私の言葉を切り捨て教室を出ようとする。
「名前はずっと俺を好きになっとったらええねん。」
最後に聞こえた財前の言葉。
あぁ、やっぱり。
この恋は終わらない
終わりのない恋だった
財前が好きで
ずっとずっと大好きで
この想いは終わりを知らない
2011,09,12
四天:それは恋だった10題 完結