title

□公認ストーカー
1ページ/1ページ


良く言えば、データ収集。
悪く言えば、ストーカー。

「柳くん、今日もストーカーするの?」

私の抗議に、彼は不適に笑って言った。

「お前がしていいと言ったのだろう?」

そう、彼の一番質の悪い所は私が認めてしまっている、
公認ストーカーだと言うこと。

「私の情報、どこまで集まったの?」

全然だ、と言う彼に私は目を見開く。

彼は些細なことさえ見逃さない。
なのにデータが全然集まってないなんて。

「そう言っておけば、データ収集させてくれるのだろう?」

そう言った彼に、私は悪態をついた。

一緒に居れるから
ストーカーを認めたなんて絶対言ってやんないんだから!!







公認ストーカー


それ即ち

いつでも彼が傍に居てくれる

ってこと









[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ