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□好き、だからキスしたい
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キミが好き。
女の子なのに、男子より男気がある。
なのに、誰よりも繊細で壊れやすい。
そんな名前ちゃんが好き。
「名前ちゃ〜ん、今日こそ見に来てよ〜。」
ぷうっと頬を膨らませて彼女を見たら、
「今日は行けないの〜」
と、彼女も真似してぷうっと頬を脹らませた。
あ・・・
それ、反則だにゃ・・・
可愛い、なんて。
キス、したいなんて。
「英二?」
コテンと首を傾げる名前ちゃんに、我慢ができなくなって、
そっと口付けた。
「名前ちゃんが悪いんだかんね!」
だって、可愛い過ぎるから。
好き、だからキスしたい
赤く染まる顔を必死で隠して廊下を走った
そしたらキミは追いかけてきて
「好きだよ。」
なんて言うから
もう一度、彼女にキスをした