short
□馬鹿みたい
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
「馬鹿みたい。」
渇いた唇から冷たい言葉が堕ちた。
私だけ好きでいて
景吾は私を見てくれていなかったなんて。
ただの・・・身代わりだったなんて。
景吾が好き。
捨てられてもいい。
でも、私を見て欲しかった。
誰かの身代わりなんて嫌だった。
それでも一緒に居たいだなんて。
私はバカだ。
景吾に愛されていたいだなんて。
「なまえ、愛してる。」
その言葉が私に向いていると、信じたい。
信じてる。
「大好き・・・っ」
貴方しかいらないの。
だって好きだから。
馬鹿みたい
馬鹿みたいに貴方が好きで
馬鹿みたいに貴方に依存してるの