short

□ショート派、ロング派。
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「私ならショートかなぁ。」

「えー絶対ロングだよぉ!」

髪を切った次の日、クラスでは大騒ぎ。

髪を切った本人である俺を差し置いてショート派かロング派か談義するくらいだ。

正直な所やめてほしい。

俺だって出来れば切りたくなかったんだ、女々しいけれど。

出来る限り、その話題は無視して来たけれど隣で話されたら聞こえてしまう。

・・・はぁ。

「ねぇねぇ、なまえはどっち派?」

その言葉に一瞬心臓が跳ねる。

みょうじは、まぁ、俗に言う俺のか、片思いの相手であって・・・

そのみょうじにロングの方が好きだと言われてしまえばやるせない。

女々しいけれど。

「んー・・・」

みょうじは焦らすように唸る。

やめてくれ、心臓に悪すぎる。

興味のないように視線は窓の外。
だけど、しっかり聞き耳を立てる。

どうか、どうか!

ショート派と言ってくれ!

長い沈黙の中で俺は必死に祈る。

そっと口を開いたみょうじの答えに

思わず顔が熱くなったのは

俺だけの秘密ってことで








ショート派、ロング派。

「私は宍戸派。」

「だって、どっちの宍戸くんも好きだもん。」













*ゆうな様
リクエストありがとうございました!
特にシュチエーションや設定等のリクエストがなかったので、
こちらで勝手に設定させていただいたのですが・・・いかがでしょうか?
書き直し、返品は遠慮なくどうぞ^^
お持ち帰りはゆうな様のみ可能です。
今後とも夢羽共々I said“Love”it.をよろしくお願いします。









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