長い文

□purpurm Apfelbaum
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ここはどこだかわからない
わたしはだれだかわからない
きづいたらここにいた
それが…私…

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(ちっ うざってーなぁー)


俺 ゼノンは愛用の剣を振り回しながら道を歩いていた  

道と言うにはあまりにも酷く草木の生い茂る鬱蒼とした道だった

何でそんな所を歩いてるかだって?

道に迷ったんだよっ



それは終わりの無い道

後ろからついて来る馬の為にも道を作らなくてはならない
何人もの鮮血浴びてきた愛剣
それが今はまさか草を斬るのに使われているとは…


(とんだ笑い物だな…)


自分で言って悲しくなってきた



そのまま歩いているとふと道が終わり開けている場所へとたどり着いた

そこにあったものは
(…塔…?)
塔だった


その時俺はおかしいと 即座に思った

今まで何回も太陽の位置を確認するために空仰いでいる
なのに今まで一度も塔みたいな人工的な建物は見あたらなかったのだ


今までなかった物

(面白いじゃねーか)

その建物はまるで俺を誘(イザナ)うかの様に扉を広く開けている


(その誘い のってやろう…) 

俺は馬を近くの木に繋ぐと一歩塔に足を踏み入れた


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