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□王の座するは白銀の頂
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「…寒い。」

見渡す限りの白。
空も、大地も一面の白だ。
グリーンはそんな場所で登山をしていた。
1人で食べるには多すぎる食料を持って。

風は強く行く手を阻み、吹雪が頬を打つ。

さらにここの野生ポケモンは非常に強いから、厄介だ。
強いポケモンと知恵と体力のあるトレーナーしか登る事の許されない山。

そんな過酷な山の頂に、彼の親友はいた。


一歩、また一歩と踏み出していく。
右足の一歩は次の左足の一歩を歩み出すためだけに意味を持っていた。

そうして登っていくと、開けた場所に着く。

そこには1人の少年が立っていた。
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