眼鏡
□運動会
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「なぁ克哉、気持ちいいだろう?」
「あ…、ぁ…んん!」
運動会が始まってすぐのこと、克哉の具合が悪いという口実で保健室に来ていた。
幸い、校医も運動会に駆り出されて要るためか姿が見えなかった。
ベットの上で、御堂と克哉の荒い息遣いが響く。お互いの手が相手の体操着の中に入り込み、性器を扱いていた。
「ああっ!」
「んんんっ!」
青い性は、あっという間に上り詰めてしまった。だが、覚えたての快楽には貪欲で、まだまだ足りないと、濡れそっぼた幼い性器を扱きだす。
「あん…、待って御堂くん。今日はもっと気持が良くなることしよう。」
蕩けるような瞳でお願いされて、御堂は克哉から手を離す。
「気持ちいいこと…?」
「うん、教えてあげるよ。」
「ぁ…。」
御堂は期待で胸がバクバクと高鳴った。
そう、ペニスを扱いて射精する快楽を知ったのは、克哉によってだったから…。
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『御堂くん、気持いいことしない?』
初めての時、克哉は御堂を誘った。
6年生で、初めて同じクラスになった克哉を、御堂はあまり快く思っていなかった。
成績優秀な自分と学年トップを競う---
なのに、おっとりしていてお人好し、自分の意見を言わない、なにを考えているのかわからない奴だった。
克哉はすごく上手で、手慣れていた。
口と舌で皮を剥くのも、性器を口に含むのも躊躇がなかった。
初めて克哉によって逝ったとき、あまりの気持ちよさに、暇さえあれば克哉を誘って自慰に耽るようにようになった。
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「さぁ、こっちだよ!」
そういって克哉に手を引かれて御堂が連れてこられたのは、現在は使用していない教室だった。
「連れてきたよ!」
と言って、ガラっとドアを開けるとそこには信じられない光景が広がっていた。