眼鏡

□調教
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「…御堂…手入れを怠ったていたな……。」

「……。」

御堂は答えられなかった。





***





御堂が一週間の出張から直帰し、
玄関の扉を閉めて、二人だけの空間に入った時から、
二人の関係は『支配する者』と『平伏す者』に変わる。

バタンと音がすると同時に、
御堂は着ていたスーツを脱ぎ捨て、シャツを下着を取り、
発光の元に裸体を晒した。

御堂の均整の取れた美しい姿をその眼に映しつつ、佐伯は呆れたようなニュアンスを含ませながらも、
どこか愉しそうに口角を上げ、言った。

御堂の僅かに毛の生えた股間に眼をやる佐伯の手には、
シェービングクリームと髭剃りが握られていた。

視線だけで、御堂は仰向けに寝転がると、
脚を開き膝裏に手を回し抱えて、全て隠し惜しまず主の前に晒け出した。






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