FF7
□蟲
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あれから一週間―――、
まだ蟲垂しの薬は、俺の手元にある。
『あんななさけねー事できっか!ケツから白いきしめんみたいのがデロ〜ンだゼ』
だけど、俺が蟲持ちだって噂は瞬く間に広がり、誰も俺の誘いに乗らないし、誘いも掛けてこない。
身体の熱を沈めたくて、夜な夜なウォールマーケットに出向くが、ここにも噂はひろがっていた。
『ここのヤロー共は、ケツの穴が小さいゼ。たかが蟲くらいでよ…』
仕方なく何も知らない女を買い漁る日々だ。
***
男に抱かれる事に慣れた身体は、女を抱いただけでは身体の芯の熱は収まらない。
イライラが募る…。
『今さっき、デカパイのねーちゃんと3発も犯ったってのによ…』
「くっそ―――。」
身体の疼きを抑えたまま、神羅のソルジャー宿舎へと帰ってきた。
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