song
□記憶の中の瞳
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1.出会い
お母さんさようなら
お父さんさようなら
我儘で自分勝手な
私を許してください。
貴方達の娘より
2月21日、私は自殺をした。
「おい目を覚ませ」
りな「ン?」
ゆっくりを瞼を開いた。そこで見た物はベッドで横たわり、たくさんの器具に繋がれていた自分だった。
りな「どうして?」
「お前は、命を粗末にした。そんな奴が簡単に死ねると思うな」
私はゆっくりと声がする方を見た。そして目を見開いた。
りな「あなた。。。ダレ?」
「悪魔界からの使者。サンダー」
りな「サンダー?」
「お前にはこれから、試練に立ち向かってもらう」
りな「試練?試練って何よ。死ねるなら、なんだってやるわ」
「そうか。なんでそこまでして死にたい?」
りな「生きてる意味なんてないからよ!!」
「生きる意味か・・・」
切なげにサンダーは言った。
りな「苛められてた私を誰も気付かないフリしてた。友達も先生も。もぉこの世に未練なんてない」
「お前は甘いな」
りな「あんたに私の何が分かるって言うの!!」
「まぁいい」