《志士@24》一萬打達成企画

□長州・薩摩組の場合
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龍馬:ほんだら次は、大久保さんよろしく頼むぜよ!



大久保:【大久保利通の場合】
『―――杯に並々と注がれた酒に写り込む月を眺めた後、口元に運び一気に喉へと押し込んだ時だった。

………眠れぬのか?

―――美しい月夜が、小娘の顔を照らし出す。たまたま起きたのか?真夜中、縁側で一人…ただ無心に酒を流し込む私のそばに現れた小娘。空になった杯を手持ちぶさたに立ち尽くしていた小娘へと手渡した。

………ならば、酌をしろ。

―――はい、と…私の隣に座り…トプトプと杯へと酒を注ぐ小娘。やけに素直だな…そう思いながら、杯を受け取り口元へと運ぶ。小娘は変わらず私の隣に座り…私と同じく闇夜に輝く星を見上げ始めた。数度…酌をしても,変わらずそばに居続ける小娘。

………どうした?

―――ピクリと身体が少しだけ反応を示した。…やはり、そうなのだろうか?

………恋しくなったのか?………未来が……。

―――息の詰まる仕草を見せたかと思えば、すぐさま顔を横に振り否定を示した小娘。…まさか…な。

………それとも、…くく…私になかなか会えぬと、恋しくなり…寂しがっているのか?

―――ニヤリと口角を上げ、小娘を見やれば…コクリと頷かれた。

………ならば、こちらに来い。

―――驚く小娘をそのままに、手を取り自身へと抱き寄せた。胸元に頬を寄せる小娘。最近のお気に入りだと言っていた小娘の香の香りが鼻先をくすぐる。

………私も………小娘を苛められぬと、元気が出ないようだ。

―――くつくつと笑いながら、そう囁けば…腕の中で意地悪と呟く小娘。……くく、それはむしろ褒め言葉だ。

………その意地悪な男を好いているのは、どこの小娘なのだろうな?

―――意地悪く言えば、ピクリとまた身体を震わす。気付いておらぬのだろうな。その仕草さえも…私のなけなしの理性を壊すには充分な程の威力があるのを。

………身体が冷えているな。

―――小娘を横抱きにし、すっくと立ち上がると自身の部屋へと歩みを進める。

………暖めてくれるのだろう?この私を…小娘自身がな!

―――抗議の声など、唇を塞いでしまえば甘い吐息へと変貌する。とさりとひかれた布団の上へと小娘を下ろした。すかさず押し倒し…軽く口付け、鼻先を小娘の鼻先にくっつける。

………まさか、友夏が夜這いをかけるとはな。………遠慮はせん。私も………友夏が欲しいのだから………。

―――そして、愛しい友夏の身体に自身の身体を重ねた………。


まさか、ここまで計画通りにいくとは思わなかったが………とりあえず作戦は成功に終わりそうだ。』



龍馬:のわぁぁぁぁぁッ!?



中岡:大久保さん、計画的犯行ッスかッ!?



武市:しかも、友夏さんから夜這いするよう仕向けるという…したたかさ!



桂:あえて、寂しい想いをさせて…彼女の気持ちを利用するあたり、大久保さんらしいですね!



高杉:………俺も夜這いされたいぞ!



以蔵:……………俺も……夜這い……されたいな………/////////



中岡:以蔵くん?
媚薬盛れば、一発で夜這い達成だよ♪



以蔵:そうなのかッ!?



龍馬:こら、中岡!

純粋な以蔵になんちゅ〜事を教えちょるがやッ!?
媚薬はワシの最終兵器じゃきッ!!!



武市:僕は張型を使いたいッ!!!



桂:私の専売特許はやはり優しく縛れる紐かな?



高杉:何ィッ!?
だったら、俺は…蜂蜜だッ!!!



以蔵:高杉さん?
蜂蜜は………ペロペロですか?



高杉:そうだ!
全身くまなくペロペロだッ!!!



中岡:俺はやっぱり筆攻めッスかね?
早く実践したいッスよ♪



大久保:………ふん。
ならば私は…媚薬・紐・張型の複合技で勝負だッ!!!



中岡:それ………むしろ調教ッ!?




次回《寺田屋組の場合》に続く。
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