地球
□小話
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
「めりーくりすます、極卒」
「この時代の日本人が何言ってるんですか」
「ありだよあり。だって私は偉いんだし」
「偉くても時代背景は大切にしましょうよ」
「時代背景なんてとっくの昔に捨てたじゃないか」
「拾ってきて下さい」
「どうせ拾ってくるなら過去の極卒を拉致ってくるよ」
「止めて下さい」
「育成という名の調教の始まりだ」
「本当に止めて下さいね」
「まぁ、話は変わって。ケーキは買えませんでした」
「この時代にケーキだなんて言わないで下さい」
「しかしあれだ！大事なのは気持ちだ！ロマンはほわいとくりすますだ！」
「雪さえ降っていませんが」
「ハッハッハ、甘いな極卒君。まさにどこぞのあま〜い！だよ」
「煩いですよ」
「私の力、もとい不思議なぱわ〜を使えば雪なんて降ってしまうのだよ」
「はぁ？」
「ほれ」
「・・・あっ！本当に降ってる」
「何でもありさ！」
「なんかズルイですが・・・」
「さぁ！極卒！聖なる夜を過ごそうか！」
「・・・その手の物はなんですか・・・」
「プレゼントという名の大人のおもちゃ」
「殴って良いですか？」
「愛が痛いよ」
end