●歪みの国のアリス●
□scramble
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「っというわけで、宣戦布告しましたし、猫と私はライバルという事ですね。あ、チェシャ猫もシチューどうですか?猫の肉が美味しいですよ」
ブフゥーーッッ!!!!
女の子なのに吹出してしまった…。
人間に見られなくて良かったー……じゃない!!
「こ…これ……猫の肉なの??」
「……やですね〜。ほんの冗談ですよ。チェシャ猫への嫌味、とでもいいましょうか」
「ビルさんってそんなキャラなの?!」
ビックリした!!
「僕の肉の方が美味しいよ、アリス」
「いや、違うだろ!!今の話聞いてた?」
「聞いてた。アリスの言葉はいつでも聞いてるよ」
だったらまともな言葉を返さんかいっ!!
「って、もーヤダー!!貴方達といたら私のキャラが壊れるーっ!!」
「大丈夫、僕はどんなアリスでも大好きだから。たとえ内蔵になっても」
「私もですよ。むしろ私しか見えないように壊してしまいたいですね」
2人からの、ある意味熱烈な告白は、追い討ちをかけるだけでー…‥
一瞬のほのぼのはどこかに消え去り、また私の苦労が始まる。
ーおわりー
⇒アトガキ