キリリク

□6000HIT(秋月様リク)
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いつも笑顔の君が
どうしようもないくらい好きなんだ…

深夜。
静まり返った資料室の中で、一人黙々と本のページをめくる。この時間では私のほかに人は見当たらず、ただ本の紙が擦れる音だけが部屋に響いていた。
それまで見ていた本を閉じ、机上に積み重なっている本の山へと片手で重ねる。そして次の本へと手を伸ばしたときに、資料室の扉が開閉する音が聞こえた。

「カーレル中将?」
声がして振り返る。見れば入り口からこちらを見ているシャルティエの姿があった。
「資料館にいるなんて珍しいですね。仕事ですか?」
「それならまだ楽だったんだけどね…」
言葉をにごらせた。
するとシャルティエは不思議そうな顔になり、頭を軽くかしげて思考する。
「ハロルドのお使いだよ」
 
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