テニプリ三人主シリーズ

□番外編集
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りるかと新垣と卒業式後
新垣視点



花「あー、卒業…か。」


先輩達の卒業式が終わり、 ボーっとしていたらりるか先輩がテニスコートぬ前で卒業証書を持ってポツンと立っていた。
いつもなら平古場先輩とや甲斐先輩といるのに今日は一人だった。
わんは思わずそぬちゅらな姿に見とれて声をかけた。


新「りるか先輩…」


わんが声をかけるとりるか先輩は儚げに笑った。


花「がっきー…ふふ、ぬーでそん
な泣きそうな顔してんばぁよ笑」
新「卒業…、おめでとうございま、す。」
花「わわ…泣かないでって。わ、わんも泣きたくなるさー…」
新「 りるかせんぱ…っ、卒業しないでくださ…い」
花「がっきー…、大丈夫さー。がっきーなら、部長として部をしっかりまとめて全国に行けるさー。」


りるか先輩はわんが不安に思っていたことを見抜き、それを笑顔で励ましてくれた。


新「にふぇーでーびる 、先輩。… でも、たまに来てくれますか?」
花「行く行く。てかがっきーも比嘉高くるんでしょ?」
新「はい。」
花「また、いつでも一緒に部活できるさー。だから大丈夫。」

平「おーい りるか、新垣!写真撮るさー!」


平古場先輩が部室のほうから呼んでいる。
それを聞くと りるか先輩は嬉しそうな、でも少し悲しそうな顔で笑いわんに言って、平古場先輩達 のところへ向かった。


花「凛達がよんでるさー。がっきー、行こう。」

甲「りるかぬ隣はわんやっさー!」
平「いや、わんやし。」


りるか先輩が平古場先輩達のところにたどりつくと平古場先輩と甲斐先輩がりるか先輩の隣を競い喧嘩をはじめていた。
…わんも隣がいい。


花「おーいがっきー!早く早くー!がっきーはわんぬ隣さー!」
平「なっ!…じゃあもう片方はわんな。」
甲「あっ、凛ずるい!」


あぁ、本当に先輩達は卒業してしまうのか。
彼らが持っている卒業証書と胸につけている花を見て改めて感じる。


りるか先輩、しちゅんやっさー…。




ただただ叶うことのない想いを心の中で呟いた。

(あぁきっとこの後りるか先輩は平古場先輩に告白される)
(そして付き合うのだろう、)
(彼女もまた、彼が好きだから)
(でめ、せめて心の中では思わせてください)
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