あつみな中編
□すれ違う想い 4
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----鈍感すぎるよ。
優子とじゃれている
鈍感リボンを見ていた。
仲良いよなー。あの2人。
何も気にせずにたかみなに
触れている優子が羨ましい。
たかみなにもっと触れたいのに
もっと一緒にいたいのに…
「どっち見てるのー?」
「えっ?あぁ、にゃんにゃん。何が?」
「ちびーず2人。まぁ言わなくてもわかるけど。」
「えっ、バレてたの?」
「うん。あっちゃんわかりやすいし。」
「そんなにわかりやすいかなぁ…。」
「むしろ気付いてないのってたかみな位だよ?本当鈍感。」
「1番気付いてほしいのにな。」
「あっちゃんも大変な奴好きになったね。」
「にゃんにゃんこそ!」
「優子はちゃんと好きって言ってくれるもん。変態だけど。
そろそろ変態優ちゃん
のところに行こうかな。
あっちゃんもたかみな
のところに行っちゃえば?」
「…うん。」
鈍感だけど、そんな君を好きになった。
私が欲しいのは高価な
指輪やネックレスなんかじゃない。
あなたを独占する権利。
----独占したい。