あつみな中編

□すれ違う想い 5
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----運命の日。






今日は朝から心に
誓っていることがある。




この想いを敦子に伝える。





今日は私は午前だけで
午後からはOFFになっている。




だから午後から敦子と
出かける予定だ。






服も昨日たくさん悩んで
選んだ服だしきっと大丈夫。







収録も終わり約束の時間に
約束の場所へと向かう。






買い物したりお茶したり
マイペースな敦子の
ゆったりなペースで
まったり過ごした。







私が敦子に想いを伝えた
らこんな時間も無くなって
しまうんだろうか。






それでも私は前に進む。






抑えきれないくらいに
大好きな君にこの想いを。







帰る前に公園に寄ろう
という私の提案で公園まで来た。







緊張で無言になってしまう私。







心配そうに私を見つめる敦子。





深呼吸をして敦子を見つめ返す。








「聞いて欲しいことがあるんだ。」







「うん。」






「私、敦子のことが好きだ。

いつの間にか敦子の事
見てるとドキドキするし

敦子の事を考えるだけで
胸が苦しくなるんだ。


絶対幸せにする。

だから私と付き合って下さい。」








「遅いんだよ〜。ばかみな。」






「ふぇ?」






「たかみなが大好きだよ。

絶対幸せにしろよー?。」






「よっしゃー!!!」





「うるさい、ばかみな!」








「だって!めっちゃ嬉しい。」





「私、ずっと好きだったのにさ。」






「えっ?そうだったの?
でも私もずっと好きだった。

うちらずっとすれ違ってたんやね。」





「うん。でも今幸せだから。」





「私も幸せだよ。」







ずっとずっと君を好きだから。


どうか側にいて下さい。



幸せにするって約束するから

どうか離れないで下さい。





大好きな君とこれから
先もずっと一緒に…。














すれ違う想い END

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