BOOK

□プレゼント
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―『ごめんなさいね、折角呼んで頂いたのに…』
―『良いのよ、気にしないで? それより、国光君、お大事にね?』

クリスマス・イブの朝、目が覚めて最初に聞いたのは、母親同士の電話の声

「母様、国光がどうかしたの?」
「あら景吾、起きてたの。国光君、昨日の夜から熱が出ちゃって、今夜のパーティ来れないんですって‥」
「ぇ…」

ビックリした
だって、国光が病気になるなんて滅多にない事だ
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