涙の歌
□03
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ありがたいことに保健室には誰もいなかった
たださっきから感じる視線悪意はないみたいだなさしずめあいつだろうな
『でてきたらどうだ聖川真斗』
「よく俺だとわかったな…」
『あの中でお前だけが何もせずただ傍観していたからな』
「…俺はどちらを信じれば良いのかわからないんだ…」
聖川真斗…こいつは自分の立場に甘えている…中立傍観という立場に…
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