いつでも君が側にいる
□う、嘘でしょ?
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そこで私はふと気づいた。
リョーマ…なんか昔よりカッコよくなってる気がする。
横顔とか…鼻筋高いし、目も大きいし…。
…ってなに!?
なんで、私はリョーマにときめいてんだ!?
ありえない!
絶対ありえないっ!
そんな事を考えて、首をブンブン振っている私にリョーマは…
「…どうしたの?」
当たり前ですよね〜。
『べ…っ、別に何でもないよ!?』
自分でも顔が赤くなってるのが分かる。
今日の私は何かおかしい!
「…ふーん。ならいいけど。」
そんな事をしてる間にマンションに着いた。
『あ、ここっ!リョーマ、ありがとね!』
そう言いながら笑いかけると、
何故かリョーマは帽子を深く被り、「別に…」と答えた。
そして私達は別れ、それぞれの家に戻って行った。