いつでも君が側にいる
□まだまだだね
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『本気になってくれるんだ?』
「当たり前。」
へえ、じゃ…
(ツイストサーブ!)
またしても私はツイストサーブを放った。
ボールは跳ね、真っ直ぐにリョーマの顔へと向かっていく。
リョーマは、それを避けて返してきた。
『流石だね…』
「そりゃどーも。」
激しいラリーが続く。
観客は私達の試合に圧倒されているみたいだ。
私は…リョーマには負けたくない!
テニスを始めて…それからずっと、リョーマに憧れてた。
だからこそ…リョーマを倒したい!
『はぁぁぁぁっ!』
スマッシュエース!
これには、流石のリョーマも驚いているらしい。
「…やるじゃん」
リョーマが意地悪く笑う。
『私もアンタも…こんなもんじゃないでしょ?』
そして、私もつられた様に悪戯な笑みでリョーマを見つめた。