いつでも君が側にいる
□一日だけの
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結局……おじさまは止められず…、おばさまにも「あら、いいんじゃない?」とか言われ…リョーマの部屋で泊まることになった私……
私は顔を真っ赤にしつつリョーマの方を見つめた。
リョーマはそっぽを向いているが、耳まで赤くなっているのが分かる。
『えと…じゃあ…いいかな?』
話しかけるとリョーマはビクッと肩を震わせてそっぽを向いたまま。
まだ頬がほんのり赤いのが見てとれる。
「……仕方ないじゃん」
きっとリョーマも恥ずかしいんだろうけど…渋々了承してくれた。
でも一応お礼は言わなきゃね、
『リョーマッ!』
私がそう叫ぶとリョーマはこちらを向いた
その瞬間…
『ありがとぉっ!』
私はぎゅっとリョーマに抱きついて頬にキスをした
「…………っ!?////」
離れてみるとリョーマはその場で固まって動かない
あれ…?アメリカだとこうだったよね?
ってゆーか君、アメリカ帰りじゃん
頭の中であれこれ考えていたら、トンッと肩を叩かれた
振り向くとそこにはリョーマがいて…
私と同じ様に頬にキスをした。
え、私お礼言われる様なことした?←
キョトンとした顔をしていると
「流湖がやって来たから…仕返し」
そう言ったリョーマの顔には悪戯な笑みが張り付いていた。