いつでも君が側にいる
□まだまだだね
2ページ/6ページ
「あの子…一体何者なんだ!?」
「あの越前が…っ!?」
「五十嵐流湖…。どこがで聞いたことのある名だな…。」
「ん?乾〜?どうかした?」
「菊丸…。いや…なんでもない。」
その間に私達の試合は、3-3。
両者どちらも譲らない戦いになっていた。
パコーンッ!パコーンッ!
『いただき!』
隙を逃さないよう、すかさずドライブボレー!
やっと、4-3…。
やっぱり強いなぁ…リョーマは。
そして…リョーマのサーブ。
「流湖、手加減しないから。」
リョーマがそう言った瞬間、私の横を風が通り抜ける音がした。