いつでも君が側にいる
□一日だけの
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仕返し?しかえし?SI・KA・E・SI?
私、悪い事したかな?
だったら謝らなきゃね。
『リョーマ…』
「なに…?」
『ごめんなさいっ!』
「…………は?」
何故かリョーマは固まってしまった。
謝って欲しかったんじゃなかったのかな?だって頬にキスしたのが嫌だったんじゃないの?
当のリョーマは頭を抑えながらため息をついている。
「流湖さぁ…、鈍感すぎるのにも程があるでしょ」
え、私って鈍感なの?
いろんな人に言われたりするけど…そこまででもないと思うよ?
鈍感って言われて私は一人で百面相していた。
「…ま、分からないならいいや」
リョーマはそう呟いて、私にお風呂に入ってくる様に促した。
お風呂であの人に出会うなんて思ってなかったけどね…
ってか、普通いると思わないもん…