緋色の歯車
□episode,2
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「おはよう…」
少し窶れたように見えるイヴがリビングに現れた。
「おはよー!今日はエレンがこの街を案内してくれるんだって―!」
目の下に隈を作ったミアが楽しそうに言う。
(寝てないのかw)
「で、エレンは?」
「チータ、起きろよ!」
「皆おはようーなんか…うー」
チータがエレンに引きずられながら登場した。
「お、イヴおせーぞ!」
「あらあら、皆起きたのね。ご飯出来てるわよ」
エレン母が買い物から帰ってきたようだ。後ろにはミカサもいる。
エレン父は出掛けたようだった。
「早く食えよ!アルミンも紹介するから!」
「アルミ…?」
ミアが笑いを堪えながら言う。
「アルミンだ!」
「朝からガキンチョは元気ね…」
イヴはためいきをつきながら紅茶を啜る。
「全くだ」
チータも同意する。
「なんか言ったか!?」
「いえ、何も」