緋色の歯車

□episode,2
3ページ/5ページ

「おはよう…」

少し窶れたように見えるイヴがリビングに現れた。

「おはよー!今日はエレンがこの街を案内してくれるんだって―!」

目の下に隈を作ったミアが楽しそうに言う。

(寝てないのかw)

「で、エレンは?」

「チータ、起きろよ!」

「皆おはようーなんか…うー」

チータがエレンに引きずられながら登場した。

「お、イヴおせーぞ!」


「あらあら、皆起きたのね。ご飯出来てるわよ」

エレン母が買い物から帰ってきたようだ。後ろにはミカサもいる。

エレン父は出掛けたようだった。

「早く食えよ!アルミンも紹介するから!」

「アルミ…?」
ミアが笑いを堪えながら言う。

「アルミンだ!」

「朝からガキンチョは元気ね…」
イヴはためいきをつきながら紅茶を啜る。

「全くだ」
チータも同意する。

「なんか言ったか!?」

「いえ、何も」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ