小説
□心が読めたら*
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「…ピッコロさん…」
「くっ…ごは…っ!ん!」
今日も壁に追いつめられて、口付けをされてしまった。
突き飛ばそうといくら体を押しても、ビクともしない悟飯。
逆にその手をとられ、俺は全く動けなくなってしまった。
「…ん、ん、ん…」
悟飯の柔らかい唇が俺の唇を包んで吸う。
そうされただけで、俺は頭の中が、もやもやともどかしいような感覚に陥ってしまう。
俺の口の中を求めて、悟飯は唇の隙間から舌を入れてきた。
歯を食いしばって耐える。
絶対に開くものか…!
「……。」
「―――っ」
横を向いて逃げようとしたら、右手で顔を掴まれて阻止された。
すると、悟飯の左手が俺の下半身に伸びてきたのだ。
「な…!!!///んぐっ!!!」
しまった…!
思わず開いた口にすかさず悟飯の舌が滑り込んできた。
舌が絡められる。
「…ふうっ…!///」
んあ…
ぞわぞわする…!!!
おまけに下半身を撫でられて、
もどかしい感覚がより高まった。
おかしい…!
自分がおかしくなる…!
「…ふぁ!」
「……ピッコロさん…」
やっと口を解放されて俺は息を吐いた。
「…は…もうやめろ。悟飯。///」
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