かんのう
□愛しても
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「あぁ…もっと…」
彼の首筋に腕を絡めながら、あたしは掠れた甘い声で囁いた。
「…愛してるよ…」
「は、はぁ…っ!あ、あぁっ!」
彼のアツく膨れたモノがあたしのナカを掻き回す。あたしは、彼が望むままに、体を預け…喘ぎを繰り返す。
「…好…き…っ…」
「うん、僕も」
短く言って、腰を振る動きを早くする彼。
あたしは…
彼のために出来る事をしてあげたい。
だけど、愛しても愛しても…
あたしの熱は、更なる上が欲しいとねだる。
「ねぇ…欲しいの…。貴方の、太くてアツいモノがもっと欲しいの…。あたしのナカを、ぐちゃぐちゃにして…」
少しだけ瞳の色に不安を滲ませた彼。でも、あたしは軽く頬を包んでキスしてあげる。
「…貴方を忘れたくないの。忘れられないの…お願い…」
彼の色は朱に染まった。あたしの顔を一瞬だけ見下ろし、最初はゆっくり…次第にキツく、あたしを狂わせていった。
「あっ、あぁっ!イ…イイっ!はぁ…は…あ、ぅん!んんっ!」
そういった言葉は、もう何度も彼に捧げてきた。あたしは、それでも上を上をと望む。
「…愛してるよ…」
…彼の言葉に嘘はないの。あたしは、そう信じているから…。