かんのう


□妖しい香り
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それは、暗くても妖しい淫らな女…

そう、普段の私からは考えられない行動。

「社長、あの、ちょっとここ良いですか?」
「ん、何だね」

堪らなく注られる身体、アツい視線、身悶える心…何もかもが。

我慢出来ないの…。

「甘い罠には、気を付けて下さいね」

スプレー、霧状、噴射。ねぇ、私のオモチャになって?



「ここは…」
「お気付きになられまして?」

ジャラ、と金属の音が響く。

「な、何だねこれは!?キ…キミ、早くこれを外しなさい!」

手足には、枷。そして、やっと自分だけのモノにした、身体。ずっと欲しかった、オモチャ。

「いやですわ、社長。ご自分で、これを望んでいらっしゃったのに」
「な、何だと?」

薄暗い地下室。ムードは満点。そして、こんな私は…アナタだけのもの。黒い露出度。そう、ブーツの音は良く響くのね。安い買物だわ。

「さぁ…私を絶頂に誘って!あぁ、もう堪らないのよ、この興奮!」
「キミは…」

そんなに驚かなくて、宜しくてよ。私はアナタのモノ、アナタは私のモノ、手に入れた…最高のオモチャなんだから。

「…ぁ…んっ…イイわ。社長、もっとシて…」
「ん…ぐ…ぅ」

カ、イ、カン!
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