かんのう
□impatient
1ページ/2ページ
「んぁ…っイれて…お願いっ…」
朱く紅潮した表情を俺に向け、女は言った。
「まだ、ダメだ」
あぁ…歯痒い。何で俺はこんなヤツなんだ。
「…ぃ…ゃぁっ!も、ガマン…できな…」
取り敢えず、腰の動きだけ早くしてやる。
「アァッ!あーっ、ゃ…んんっ」
…判っているんだ。こんな所へ知らずに…のこのこアソビに来る女なんて、ホンキじゃないって事くらい。
「は…ぁんっ…」
判っていながら、来るな、とは言えない俺。所詮アソビに来る女は、カラダ目的だけ。満たされれば、それでイイだけ。愛のカケラもない。
「ぅんぅ…アァ…」
こうやって、淫らに乱れたいだけ。寂しい女なんて。
「…す…きっ…」
そんな、安い言葉。投げ掛けられても、俺は半分呆れて。呆れているのに、何で…
「俺も好きだよ」
「…スゴク…ヨかった…ヤミツキになり…そうっ…あああっ!」
「ぁ…はあぁっ…」
身体中の熱は、更なる高みを目指そうとして…考える意識に反してしまう。こんなアソビなんて…ツマラナイのに…
「ぁあ…イキ…そうっ!ん、はぁっ」
もっとヤれる場所なら、いくらでもあるのに。
「ふ、あぁ…あーっ!ゃぁぁぁっ!!っ…」