Twitter

□恋愛ドラッグ
1ページ/1ページ


たまに、頭打ったか?そう思える程、甘えてくる時がある。
口にこそしないが、僕だってちぇるが大好きだから、そりゃあ嬉しいけど…
何だか恥ずかしい、というか…照れるというか…

兎に角!そういう時は常に視線を感じて居心地悪いの!

「………」

沈黙も苦じゃないし、むしろ居心地が良いくらいだ。
だけどこうも見られたら…

「…ちぇる」
「んー?」

パソコンと向き合う僕の後ろには座椅子にゆったりと腰掛けるちぇる。
背もたれを前にして、腕に顔を乗せ…ただ真っ直ぐ前、もとい僕の後ろ姿を、

「見るな!」
「えー、いいじゃん」

仕事の邪魔してないんだし、なんて言いながら尚もこちらを見るちぇる。

いや気散るから…十分邪魔だから…

「はーるくん」
「…何?」

ため息をひとつ。
仕事に戻ろうと、ちぇるに背を向けようとしたら呼び止められた。

「春くん」
「だから何だよー?」

もういいや休憩だ!なんて自分の中で完結して、
よいしょーと立ち上がりちぇるの方へ向かう。

いつまで見てくるんだ…

「うわっ」

油断してた。
急に体が傾いて、反射的に目を瞑る。
でも衝撃はない。ちぇるが僕を引っ張ったからだ。

「急に引っ張るなっ」
「ちゃんと受け止めたんだからいいじゃん」
「よくない!」

ぱこぱこ肩を叩いても、ちぇるは顔色ひとつ変えず。
まぁたまには甘えさせてやるか、なんてお兄さんぶってみたり。

「ちぇーる」
「っ!」
「お返し!」


ドラッグ
(君を求めて溺れるんだ)





ちぇる春だか春ちぇるだかわからんですな…
ツイドルCP企画提出→桜吹雪


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ