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□大好き、ですケド。
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朝です。
窓の外から燦々と降り注ぐ太陽が、今日は、とってもいいお天気だと知らせています。
ふと隣に目をやると
愛しのマイ・ハニーがいません…。
僕はベッドから、しゅたっ、と飛び降りて
愛子を捜しに向かいました。
朝食でも作っているのかと思い、キッチンへ向かおうとすると、何やらバスルームの方から水音が聞こえます。
もしかしてシャワー中です…?
僕は、その時、昨夜の甘い夜を思い出しました。
そういえば昨日は、えっちの後、お風呂に入ってなかったです…。
僕の肌が、じとり、と汗ばんできました。
愛子だけ、ズルいですっ!
僕は、愛子の居るバスルームへ駆けて行き、脱衣所でバババッと素早くパジャマと下着を脱ぎ捨て、浴室の扉をバァンと開きました。
「っきゃあぁっΣ!?///」
シャワーを浴びながら、慌ててこちらへ振り向く愛子と視線が合いました。
浴室内に充満する湯気の中に、濡れた肌をした愛子が立っている光景は、
なんとも、
エロティックです……。
「もうやだエイジ、脅かさないでよ///てゆーかなんで裸なの?しかも…///」
愛子は、僕の膨らんだ下半身を指差して目を逸らしました。
「…愛子の裸見たらコーフンしちゃいました」
…バカ///、と小さく呟くと愛子は、前に向き直り再びシャワーを浴び始めました。
今のバカの言い方、すごく可愛いかったです。
ヤバい、です。
朝っぱらから僕は、
何を考えてるんでしょうか…
ウズく欲求が、抑えられません…。
僕が浴室の扉を開けた儘、もじもじしていると愛子が話しかけてきました。
「……入るんじゃないの?///……そこ、開けっ放しだと寒いんですけど…」
愛子は頬を少し赤らめながら僕を見ています。
愛子の髪の毛から滴り落ちる雫まで愛おしいです…。
僕は後ろ手で、ゆっくりと扉を閉め、愛子の手からシャワーを受け取って、愛子の身体に残っている泡を流してあげました。
「ひゃっ、くすぐった…///」
愛子の肩が、ぴくん、と反応して顔をしかめるその仕草が
僕の男の根っこを益々、強張らせます。
「朝からヤんないからね///」
ぎくり、
どうやら愛子は、僕のえっちな思考回路が読めるらしいです。
「…大好きです、愛子…」
耳元でそう囁くだけで、愛子の身体がほぐれるのを僕は知っています。
「…バカ///」
愛子のそれは、承諾の合図。
どうです?僕だって愛子の考えてる事がわかるですよ。
どうやら、
また後で、シャワーを浴び直さなければならなくなりそうです─────
→あとがき