小説部屋

□ゆめの続き
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溜め息をついて、いったんペンを置いた。

ノートを閉じ、席を立ち上がる。

ふとすぐ横にあるベッドに目をやり、私は思った。

(…二度寝……、してしまおうか…)

ふるふると首を横に振り思い直すが、やはりそれでもと思い時計に目をやる。

時計の時刻は5時32分。

まだ、

まだ、起きるのには早い。

(私、意思弱いなぁ…)

そう心の中で呟き、さっきまで入っていたベッドへのそのそと戻っていく。

まだ少しだけぬくもりを残したベッドは、とても気持ちよかった。


朝日が昇り終えるまで、
皆が起き始めるまで、
街が騒がしくなり始めるまで、


もう一度、

ゆめの続きをみるとしよう。
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