ごちゃ混ぜ
□ポン酢を呑んでも呑まれるな
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【皆ぁー!!私のために遠い所まで来てくれてありがとう!!今日は目一杯楽しんでって行ってねぇー!!】
「「「きらりちゃーん!!」」」
【そして今日は特別ゲストSIPSに来てもらいました!!】
【皆、今日は楽しんで行けよ!!】
【もちろん僕達もね】
【じゃぁ最初の曲は"アナタ☆ボシ"!!】
今日は東京アリーナにて私のコンサートです
色々な騒動があってから3年後
私達は今じゃ世界を飛び回っています
もちろん宙人君との中も良好
そんな中私達の身に…正確には私の身にちょっとしたハプニングが起きたのでした
それはこのコンサートの打ち上げの時間…
「「「かんぱーい!!」」」
「いやー今日も絶好調だね」
「ありがとうございます!」
「な!!」
「しっかしあんな何にも出来なかったきらりがこんなビックに成るなんてな」
「なっ宙人君!!それどうゆう意味!?」
「そのまんまの意味だけど?」
「〜〜〜〜っ」
「あははっきらりちゃん、宙君は良く頑張ったって言いたいんだよ」
「なっ、せっ聖司!!お前何言って…っ」
「もぉー素直じゃないなぁ宙君は。もうちょっとぐらい彼氏なんだから優しく出来ないの?」
「っっっ///きっきらり!!来い!!///」
「えぇぇぇ!!?////」
宙人君は私の腕を引いて会場から出て行った
さりげなく見えた耳が赤かったのは気のせいだと信じたい
会場からはなれても私達はしばらく無言だった
(たっく聖司の奴、何つー事を…///)
(聖司君、なんであんな事…うわぁー思い出しただけで余計恥ずかしくなってきた…というか頭クラクラする…///)
「って…あぁ!!///」
「!?どうしたきらり!!」
「さっきの料理の中にポン酢和えのお浸しがあった気が…///」
「んだよ…何かと思えば食いモンの話かよ…つーか何でポン酢…ん?」
(ポン酢…?なんか、どっかで何かあったような…って)
「きっきらり…まさか…」
「そのまさか見たいです…ごめん宙人君…もう無理かも…///」
だんだん意識が遠のいていくのが分かった
結構前にポン酢で酔って大変な事したみたいだから食べたりしないように控えてたのに…
※ちなみにその出来事は後日教えてもらいました
なけなしの理性で色々考えたけどもう無理みたいで私の意識はぶっ飛んだ
‐宙人視点‐
やばい
ひっじょーにやばい
現在俺ときらりは会場の裏口に居るわけだが…
きらりが酔った
なににって?ポン酢で
ポン酢で酔うやつはこいつしかいないが前にも同じ事があって大変だった
しかも今回はこいつは俺の彼女
理性が吹っ飛ばないか心…「ひーろとくん///」
「!!///」
「えへへ…///」
完全に酔ったきらりは俺の首に腕を巻きつける
つーか近い!!
なんて思うのもつかの間俺達の距離は0になった
つまり、きらりにキスされた
「んっ…ぁ…///」
「っ…//」
理性が抑えられなくなった俺は一度離れた唇を強引に口付た
少し空いていた口から舌を侵入させ、きらりの舌を絡め取った
きらりも酔ってるせいかそれに応えようとしてくる
これで完全に俺の理性はブチ切れた
(あーもうしらねぇ…どうにでもなりやがれ)
「んんっ…ふぁっ…ぁ…ん……あっ///」
「はっ…ん……っ」
それから約10分間俺はきらりの唇を求め続けたのだった
そのあときらりと俺がどうなったかは想像に任せる
ただ、きらりが大胆だった。とは言っておく
後日
「なぁきらり、ここの―――…」
「ひっひひひひひ宙人君!!?なっ何!!?////」
「??…ここの企画だけどさ、お前が決める所あるから考えとけって社長が」
「そっ…そっか!!わっわかった!!考えてみるね!!////」
「お前、顔赤くないか?」
「っ!!//////」
「は?」
「〜〜〜〜〜っ…宙人君の馬鹿ぁ…////」
「???」
「っなんでもない!!馬鹿!!////」
「あ、おいっ!!!……なんなんだよ…」
「宙君も鈍いよねぇ…」
「な…(そうだね…)」
※あの時の現場見てました
「きらりちゃんが食べたのはお浸しであってポン酢単品じゃないからね…」
「なな…(覚えてるんだよね…)」
「ほんっと鈍いよねぇ…」
「「はぁ…」」
-END-