聖帝様と秘書
□仕事3
1ページ/3ページ
今日から新雲対雷門の試合
太陽は修也のおかげで試合に出ることができて嬉しそうだ
私は正直心配
「太陽大丈夫かな…」
「良いから行って来い。乗り遅れるぞ」
「はぁい」
私は新雲と聖堂山のコーチをしている
だから今回の試合と次の試合には出なくてはいけない
つまり自らフィフスにいることを明かさなくてはいけないのだ
「やっぱり罪悪感があるんだよなぁ…」
「それは私もだ…だがしょうがない」
「わかってる…行ってきます」
「あぁ」
そしてホーリーライナー
いよいよ雷門と対面だ
「あぁぁぁぁぁぁ」
「呉羽さん;気持ちはわかりますけど…キャラ保ってください;」
「無理」
「即答ですか!!?」
「蘭子ちゃぁぁぁぁぁん!!やっぱ無理ぃぃぃぃ」
「聖帝からの命令でしょうが。しっかりしなよ」
「うぐっ」
(大丈夫なのか?このコーチで…;)
選手一同そう思った
「そういえば太陽は?」
「最終検査らしいですから後から来ます」
「そっか…あ、来た見たい」
そうして新雲一同はホーリーライナーに乗った
煉がのった瞬間雷門側がざわついた
剣城を除いて
「煉さん!!?」
「あっこの前の!!」
「なんでフィフスセクターに…」
「………」
私は少し微笑んで席についた
「いいんですか?挨拶しなくて」
「別に」
「そうですか…」
これは完全に悪役に回るつもりだな
と佐田は悟った
雷門側
「なんで煉さんが…」
「あの人確か鬼道監督と音無先生の知り合いですよね?なんでフィフスセクターに…」
「さあな」
「倉間君冷静ですね…;」
「興味ないだけだっつの」
「ちゅーかホント謎だよねあの煉って人」
「………」
「天馬?どうしたの?」
暗い顔をしていたのか葵が天馬に問いかける
「俺、あの人に会ったんだ」
「「「えぇ!!?」」」
その言葉に雷門側は驚いた
「その時聖帝イシドシュウジもいた」
「まじかよ…じゃあ本当にあっち側ってことか」
「ホントなの?天馬君」
「はい。俺疑問に思って問いかけたんですけど煉さん"私の心も体も聖帝に売った"って言って」
「「「「「買uッ///」」」」」
意味が分かってしまった2年生組は吹いた
ある意味鬼道も吹いた
「兄さん!!?」
「っ…いやっ…まさか煉があいつにそんな事言うなんてなっ…くくっ」
「??」
状況が呑み込めてない春奈は頭にはてなを浮かべた
一方二年組は
「神童!!神童!!」
「はわわわわわわ////」
「速水!!?」
「お前ら冷静になれ!!///」
「あはーそうゆう倉間も顔真っ赤ー」
「うるせぇ!!てか浜野!!なんでお前は平気なんだよ!」
「あははは」
「笑ってないで答えろぉぉぉぉぉ!!!」
あらぶってた
マジで
そして言った本人と1年組は(狩屋と剣城を除いて)意味が分かってなかった
(こいつら意味わかってねぇの!!?)
狩屋は自分にいらない情報を与えた変態野郎に殺気を覚えた
剣城はいたって冷静だった