異世界少女と不器用男子

□悲劇と怒りと悲しみと…
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私の顔は今凄い顔をしてると思う
だって周りの奴らビビってたし

「晴矢が・・・・何?晴矢は今病院だよ?」
「病院って…?」
「晴矢は事故に合って瀕死状態なんだよ。そこの女のせいでね」

私があいつを指さすと周りの奴らはどよめいた

「どうゆうことだ!!」

一番最初に口を開いたのは染岡だった
染岡は私の胸ぐらを掴んで怒鳴った

「痛いんだけど離してくんない?ハゲ」
「お前こいつを殴った理由を言え!!!」
「あぁもし納得いく理由じゃなかったらただじゃおかない」
「ふーん」

染岡だけじゃなく風丸も佐久間も吹雪も
他のやつらも納得いかないようだ
というか染岡ハゲって言っても怒んなかったんだけど
はっきり言ってうざい。今のこいつらは

「もう一回言うよ?離してくんない?痛いんだけど」
「華音を殴ったやつを離すわけないだろ」
「あんたには言ってないんだけど?闇丸君?」
「は?」
「あれ意味わかってないの?闇落ちした風丸君」
「あー納得」

不動は分かったようだ
本人はなぜ知ってるのか驚いてる

「お前なんでそれを!!」
「黙ってよ。話できないじゃん」

無理やり染岡の手を振りほどいて神宮寺の所にいく

「泣かないでくんない?ていうかそもそも泣いてないか」
「・・・・」
「あんた自分のしたことわかってる?」
「なんのことかなぁ?」
「っ…晴矢を道路に突き飛ばしたのによく平気な顔してられるね」
「華音そんな事してないよぉ?華音は南雲君にいじめられたんだもん」
「じゃあなんでいじめた本人が病院にいるのかな?」
「華音知らないよぉ?」
「!!人の命をなんだと思ってんの!!」
「麗奈!!落ち着け!!」
「こんな状況で落ち着ける奴がいると思うか?」

「アツヤ…なんで…」
「兄貴は騙されてる」
「アツヤ、士郎だけじゃないよ?闇に落ちた奴は心の弱いところに付け込まれた!!
その結果がこれだ!」
「・・・・ふっ」
「?」
「ふふっあはははははははっ!!!!」

突然神宮寺が笑い出した
はっきり言うよ
キモッ

「そうよ。華音に弱い部分を見せた風丸君たちがいけないのよ!!
華音は悪くない!!悪いのはみんな!!」
「だからって罪もない奴らに罪を被せるの!!?
マネージャーを…サッカー部に近づく奴らをいじめて良いと思ってんの!!?」
「だってムカつくんだもん
それに華音のものに手出すからいけないんだよぉ?」
「こいつらはあんたのものじゃないでしょ!!?人をもの扱いすんな!!」
「だってぇホントのことだしぃ」

こいつ狂ってやがる
周りの奴らなにが起こってるのか分かってないじゃん

「この世界の住人じゃないのによく言うよ」
「!!?なんで知って…」
「…どうゆうことだ…?」
「そのまんまの意味だよ。風丸」
「あぁ、だからちょっと黙っててくんねぇか?風丸クンよぉ」
「は……?」
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