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□昼休み
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――ガチャ
「堪忍。遅くなったわ」
屋上へ行くと、他のテニス部のメンバーがそろっていた
「あーー!白石遅いでぇ!!」
―遠山金太郎
「金ちゃん。そんなに怒るんじゃなかよ。
・・・白石、何かあったと?」
―千歳千里
「白石はんが遅れるなんて珍しい。」
―石田銀
「確かに・・・。謙也はよくあるけどなぁ、小春?」
「そうよね、ユウくん。」
「おい!俺そんなに遅れたことあらへんぞ!!」
― 一氏ユウジ、金色小春
皆、自分の弁当を食べずに待っていた。
「・・・ホンマ、堪忍な。弁当食べよか」
『せやね。(秋坂さん・・・来なきゃええけど)』
「ねーちゃん!一緒に食べようやーー!」
「佑奈〜♪こっちで一緒に食べるばい!」
「何言っとるんすか。先輩はこっちで食べるんすわ」
「ウチらも佑奈ちゃんと食べたいわぁ〜vVねぇ、ユウくん??」
「おう!佑奈なら特別に許したるで!!」
いろんなところから誘われるなか、佑奈が選んだのは・・・
千歳の膝の上だった。
「♪」
「なんで千歳なん!?」
「千歳ぇー!ズルイでぇー!!」
『なんでって・・・最近一緒に食べてなかったし・・・ね?』
「じゃあ俺は佑奈の隣いこ。」
いつの間にか、白石が千歳の右隣へ・・・
「あー!白石まで!!」
「じゃあ左いただきっすわ」
「財前!!」
「謙也さん、うるさいっすわ。
浪速のスピードスターともあろう人が遅れるなんて・・・。
ダサいっすわ。」
「ぅぐっ!!う、うるさいわ!」
「フッ」
「鼻で笑うなや!!」
喧嘩が始まってしまった・・・
が、
『謙也、光。』
ピタッ
「何や?」
「何すか??」
佑奈はいとも簡単にとめてしまったのだ
『今は食事中や。静かに食べなアカンで』
「・・・すまん。」
「・・・すいません。」
「せや。ほら、お前らもはよ食べ」
「・・・いつも通りばい。(・・・。)」
「せやね・・・。でも・・・」
「何や、嫌な予感がするわ・・・。」
「「「(何もないとええんやけど・・・)」」」