ぬらりひょんの孫

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※ゆら達と別れる位から


「せいぜい気をつけて帰れ
首無…お前女に甘いな」


と言い捨て夜霧の中に百鬼夜行は消えていった。

『首無』


呼び掛けられ振り向いた首無の後ろに立っていたのは黒髪の人間。

「神流様!!」

『久しぶりだな首無
そして初めてまして奴良 リクオ君』

「……」

『……ι』

警戒気味のリクオと、困り気味の神流。

『あ−、首無助けてι空気が重い』

「ご安心くださいリクオ様
この方は総大将の知り合いにございますから」

『(ありがとう、首無)』


神流は首無がこの空気を壊してくれたことに感謝した。
首無の説明により、リクオの警戒も解けた。


『あ、初代に用があったんだ
案内してくれるか?場所よく覚えてないんだι』

「わかりました」

『知らない奴ら多いし、後ろから着いてく』

「わかりました」

『ありがとう』


と再度夜の浮世絵町を歩き出した。
リクオの周りには首無、雪女に良太猫、たくさんの妖怪がいた。
改めて神流は思う。


『(あいつらはリクオの力になってくれるな)』

前を歩く首無とリクオの間に入り『頑張れよ』と呟いた。
そのあとはゆらぁと後ろに戻った。
流石はぬらりひょんの血縁者と言ったところだ。


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