ぬらりひょんの孫

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[夢主視点]


本家は只今ドタバタしてる。
理由はリクオ君がねつを出したから。


「ホラよ、薬持ってきてやったぞ」

「ありがとうございます
鴆様」

『俺も手伝うよ』

「えーっと、」

『俺は如月 神流
昨日から居候させてもらってます』

「そ、そう」

『お気にさらず、』

「!?///」


にっこり殺人スマイルと前に白尾につけられた笑みで返事を返す。(無自覚)
ちなみに服は首無に借りたのでパット見青年。


「……
情けねーのな昼のおめーはよ
ちょっと気負いすぎて発熱か」


どかっと鴆はリクオのそばに座った。

「……
鴆君に言われたくないよ」


ごもっとも。


「今はおめーの方が重病だろーが
借りがあんだ……俺にはよ
期待してたんだよ………
アーア……朝になればまた元通りか…」


めちゃくちゃがっかりしたように呟いた。てか借りって何だ?


「なぁ本当に出入りに行ったことも覚えてねーのか?」

『俺と会ったことも』

「それは……」


リクオの頭の中に昼と夜の入れ替わった時の記憶がよみがえる。


「…………(神流君のことはさっぱり)」

「あーいい いい!全部聞いてるよ…
カラス天狗から
オレはなあのお前に三代目を継いでほしいと思ってんだぜ…」

「……」

『(リクオの決意はもう少し先かな…)』

「ホラ鴆様
リクオ様は安静にしてないと」

毛倡妓が鴆に部屋を出るように促す。

「あなたこそ寝てなくていーんですか?」

「ち………家が修理中で渡り鳥なのよ」

『鴆、四時になるぜ』

ちらっと時計に目をやる。

「そろそろ会議だな
行くわ…じゃーなリクオ」

「あ………鴆君…!」


ガバッとリクオが起き上がる。
いきなり起き上がると体に障るぞと思ったが口には出さない。
と言うか出す前に雪女が飛んできた。
鴆を突き飛ばして


「若〜〜〜すいませんー−!!」

滑り込むように座り、リクオの手を握った。

「私としたことが!!側近なのに!!
若が学校に来てないのを知らずに普通に登校してしまいました−!!
カ…カ……カゼだったんですね〜〜」


廊下に伏せてる鴆が哀れ。
あれでも一応幹部なのにな。


「この雪女いかなる罰も…ヒッ


あ、雪女ダメじゃん。
リクオ熱あんのに、溶けるっ!!


「つらら!?大丈夫−!?」

「あんた下がってなよ−−!!」

『リクオ君、氷借りるね』

リクオの額に乗ってる氷袋をひょいっと拝借し、雪女の両手に当てた。

『これで溶けねぇだろ』

「ありがt……ど、どなたですか!?」

『ん?あぁ、俺は如月 神流。昨日から居候させてもらってます(ニコ
ちなみにリクオの…はとこだったかな?』

「「「えぇ−−−−!??」」」



三人(リクオ、雪女、毛倡妓)の叫び声が響き渡ったとか…。


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