ぬらりひょんの孫
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[その頃…]
数々の妖怪を率いる妖怪が部屋に集まった。
ちなみに俺は見学中☆
「"回状を廻せ"という指示は…
破門した組の者が言っても何の意味もないおそらく旧鼠は誰かに飼われていたんでしょうな」
「それはリクオがまた妖怪になったというのに、それを"よし"と思っとらん奴なんじゃろーのぉ…
この中にも…おるんじゃろーなぁ−…」
最後の一言は呟きに等しい。
「そりゃーそうでしょ
いくら覚醒しても昼間は人間
しかも覚醒時の記憶が無いとなれば…」
「だるま貴様誰の見方じゃい!!」
「ワシはただ組のためを思って言ったまでのこと
現に旧鼠のような奴が本家のシマで暴れていたんですぞ!!
早急に組を立て直さねば!!」
「てめぇー−!!」
若干子供と大人の喧嘩に聞こえるのは俺だけだろうか。
分かるだろうけど子供が初代。
後ろの方の席では、三代目を継ぐのは問題だらけとか当分ないとかいろいろ聞こえてくる。
それなら俺の方が問題多いぞ。
妖怪の血は半分だし、もう半分陰陽師だし。
しかも花開院の。
天敵じゃん。
『初代、話しが進んでねぇよ』
「すまん、忘れとった」
「お前、総大将に何という口の聞き方を!??」
「黙れカラス、」
「ですが…、わかりました」
渋々カラスは黙った。
確か黒(黒羽丸)の父親だったかな?
「して、牛鬼お前はどう思う?」
「……反乱をおこそうとしたガゴゼを斬り蛇太夫を斬り…旧鼠を葬ったのはまぎれもなく若
彼の能力はうたがいようがないのです」
「うむ」
「……」
総大将は相槌をうつが、ひとつ目などは気に入らないように牛鬼を見ている。
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