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□cherish 20
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132 to be continued







「あと1日だけか、21歳も・・・」



「そやな・・・」




「あーあ・・・」



「どうしたん?
あんまり嬉しそうや無い
っていうか浮かない顔で・・・」


「うん・・・なんかさ、
寂しいっていうか、
惜しいっていうか・・・」



「何で・・・?」



「だって、
21歳があんまり最初から最後まで幸せだったからさ・・・
終わっちゃうのがもったいないような気がするんだよね。」



「へえ・・・」



「へえってなんだよ・・・ひとごとみたいに・・・
ボクは人生の中で最高の年だったって思ってるの!」



「そうか?」



「そうかって!そうだよね?
錦戸くんは違うの?」





「たしかにいい年だったけど・・・
おまえと俺の人生全体の中では、
そやな・・・ま、ギリギリベスト50にはいるかどうかってとこやないかな・・・・」



「え・・・?」




「だって、これからもっともっといい年がたくさん来るやん・・・?」



「・・・あ・・・」




「ふたりでそうして行くんやろ?」



「・・・うん・・・」





「明日も来年もその先も、
きっと幸せの最高記録を更新して行くから、
笑って21歳にさよならして、
笑顔で22歳を迎えてください。」




「・・・はい。」


「うん。」




「へへ・・・」



「よしよし・・・」












明日、今日よりも好きになれる
あふれる想いが止まらない
今もこんなに好きでいるのに
言葉にできない

キミのくれた日々が積み重なり
過ぎ去った日々ふたり歩いたキセキ
ボク等の出会いがもし偶然ならば
キミに巡りあえたそれってキセキ

ふたり寄り添って歩いて
永久の愛を形にして
いつまでもキミの横で
笑っていたくて
ありがとうや愛してるじゃ
まだ足りないけど
せめて言わせて
「幸せです」と

うまくいかない日だって
ふたりでいれば晴れだって
喜びや悲しみもすべて分け合える
キミがいるから生きていけるから
だからいつもそばにいてよ
愛しいキミへ
最後の一秒まで

明日、今日より笑顔になれる
キミがいるだけでそう思えるから
何十年、何百年、何千年時を越えよう
キミを愛してる





20080703

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