short stories
□shock me
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彼女と別れた。
っていうか、振られた。
一般の普通の人だけれど、すごくかわいい子で、
学校の友達に紹介された時に一目ぼれして、
「芸能界のひとなんて・・・」
なんて、はじめは断られ続けていたのを
ようやくオッケーしてもらって、やっと付き合い始めたのに。
半年、もたなかった。
ちょっと、いや、かなりショック。
あんまり会えないというのはわかっていたけれど、
がんばって電話もメールもしたのにな。
でも「がんばって」って言うのがね・・・
確かに最後の方は、
「しなくちゃ」って義務感が先にたってた。
最初のころは何度もセンターに問い合わせて、
メールを待っていた。
なのに、だんだん
<あっ、来ちゃった>と思うようになって、
<返さなきゃ>と思うようになって・・・
その辺を彼女は感じてしまったのかな?
「増田くんはやさしいけど、
私のこと本気で好きなわけじゃないんでしょ。」
うーん・・・
嫌いじゃないし、好きだったんだけどな。
<本気>
か・・・・
よくわかんない。
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