OPERATION LOVE

□OPERATION LOVE*7
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吾輩はKS(かわいそうなシゲ)である






・・・・?




・・・お
っと・・・






開けかけた楽屋のドアをすぐにまた閉めてしまったのは、別に錦戸くんがなかにいて、二人になるのが気まずかったわけではない。楽屋には、もうひとり、そう、マッスーもいた。ただし、錦戸くんはマッスーの・・・また・・・多分・・・そう・・・目にゴミかなんかが入ったのをとってやっていた。・・・マッスーがそんなに目が大きいとは思わないけれど、よく入るみたいなんだな、目にゴミが・・・前髪、もっと短くしろよ・・・っていうか、そのいいわけ・・・いいかげん、もう使いすぎ・・・そもそもさ、しっかりお互いの背中に手をまわしてて、どうやって目のゴミがとれるっていうんだよっ!






「・・・シゲか?悪い・・・もうええよ。」






なにが「もうええ」んだ?目のゴミが取れたってことか?・・・楽屋はみんなのものだし、俺は楽屋に用がある、別に誰に許可もらわなくたって入っていいはずだ・・・うん、そうだ・・・遠慮する必要なんか無い・・・行くぞ・・・






「あ・・・すみません・・・」






って、なに謝ってんだ?・・・小さいぞ、俺・・・いくら先輩だからって、同じグループなんだし・・・そもそも、楽屋でさ・・・そんなこと・・・・してるほうが悪いでしょ。・・・大体、こっちはみんなで、二人のこと、世間にばれないようにものすごーく気を使ってやってるっていうのに・・・当のふたりが、これだもん・・・ラブラブはプライベートだけにしといてください・・・お願いします。






「・・・あ、あの・・・シゲ?
・・・みんなは?」





<目のゴミを取ってもらった>後のマッスー・・・
ほっぺピンク・・・目うるうる・・・髪ホワホワ・・・
唇・・・
まずいだろ?その顔は・・・
誰かに見られたら・・・ヤバイぜ・・・










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