OPERATION LOVE

□OPERATION LOVE*2
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「お、お姉ちゃん!ふざけないで!!」




「ふざけて無い!
・・・ふざけてなんか・・・無いよ・・・
こんなに愛されてて、自分も大好きなひとから
『もっと一緒にいたい』って言われて・・・
でも、それを振り切って帰って来るのが
どんなに辛いか・・・
わかってやって欲しいだけ・・・」



・・・おねえ・・・ちゃん・・・?






「私、心配してたの。
貴久、夜遅くに帰ってきたと思ったら
お風呂に駆け込んで、
シャワー浴びながら泣いたりしてて・・・
誰か好きな人いるのかな?
でも上手くいかないのかな?って。
・・・・でもちがうんじゃん。
こんなに愛し、愛されてるひとがいるのに、
私たちのことを思って、
ずっと悩んで、いろいろ我慢して
秘密にしてくれてたんだよ・・・」



「・・・・」





「わたしたちみんな、
おとうさんも、おかあさんも、私も、
貴に、ものすごく愛されてるってことなんだよ!」



「・・・お姉ちゃん・・・」






「りょ、いや・・・錦戸さんだって、うちに来るには、
どれだけいろいろ考えて、
どんなに勇気が必要だったか・・・ね?」



「・・・いえ・・・」





「見てたもん。さっき・・・って言うか1,2時間前?
うちの前にタクシーが止まって、そこから降りてきた人が、
うちの前でうろうろしてて、一旦どこかに行ったと思ったら
10分おきぐらいでまた来たりして・・・
女の子じゃないし、貴のファンでもなさそうだし
不審者かな?警察に通報しようかな?
って思ってたら、うちのピンポンがなったの。」



・・・錦戸・・・くん?



「・・・すんません・・・」





「二人の真面目な気持ち、
まずはこっちも真正面から聞いてあげようよ・・・
ふざけて、いい加減な気持ちでいえることじゃ無いじゃん、
こんなこと・・・」



「・・・」






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