Short Room

□虹と太陽
1ページ/3ページ




ガシャーン!!


(コロネロ……今年、最初の窓破壊だな。)


「来てやったぞコラ」
「いらっしゃい」
お正月も終わり、綱吉が部屋で寛いでいると、去年と同様にコロネロが窓を割って入って来た。
「修理代は請求するからね」「分かったぞコラ」
コロネロの言葉に、綱吉は安堵し微笑った。

「なんで、お前らが居るんだコラ!」
コロネロは綱吉の周りを見て叫んだ。

「別に僕らが居てもいいだろ?それとも、不都合な事でもあるの?」
「こんにちは、先輩」
「お前ら、全員帰れ」
上から…マーモン、スカル、リボーンの順である。
残りのアルコバレーノは、仕事の都合で欠席。
「おいで、寒いでしょ?」
「行って、やってもいいぞコラ」
コロネロの言葉に、綱吉はくすくすと笑うと、ぎゅっと抱きしめた。
「温かいね」
「どういう意味だコラ」
こんなコロネロだけが、得をする状況を他が黙って、見ているはずもなく。




.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ