Short Room
□順応能力
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「どこ行くんですか、綱吉くーん」
「猫なで声をだすな、気持ち悪い!」
後を着いてくる骸に、その辺に落ちている小枝や空き缶を、バシバシと当てながら綱吉は逃げた。
「綱吉くーん!!」
「死ねー!!」
最後の手段とばかりに飛び付いて来た骸を、綱吉は持っていた通学バッグで数回殴った。
「殺ったか…」
「クフフフ、この位で僕は殺られませんよ」
綱吉は舌打ちをすると、バッグから紐を取り出して電柱に骸を縛り付けた。
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