Short Room
□信頼する場所
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「骸さーん…暇れす〜」
「犬、うるさい」
テーブルに顔を乗せ、ぐでーとしている犬に千種は容赦ない言葉を発する。
「そう言われましてもね〜」
微笑みながら言う骸。しかし、犬は別のモノに意識が向いていた。
(んぁ?ツナちゃんの匂いがするれす〜…?)
「騒動を起こしては綱吉君に嫌われてしまいま「ツナちゃんの匂いれす〜」
「「は?」」
ツナちゃんこっちに来てるれす〜と犬は、はしゃぐと玄関へと向かって行った。
犬の行動に間を置かずに、チャイムが鳴った。
ピンポーン…。
「「まさか……!」」
犬の後を追うように走り出した骸と千種。
その顔には驚きと嬉しさが入り交じっていた。
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