SILVER SOUL DREAM
□夢物語なら
2ページ/3ページ
ふと視線をずらせば
目元を赤くした銀さんが
私を見つめていた
いつもよりは目は死んでいない
そんなにお酒は弱くないと
思ってたけど
今完全に酔ってる
気分が良い
「私さ、銀さんのこと嫌いだと思ってた」
「あの戦争で兄貴殺したから?」
「うん…でもさ」
銀さんを見つめ直して私はまた呼吸を調える
「私さ、思ってたより銀さんのこと好きかもね」
笑った私を銀さんも
白い息を吐きながらにんまりと私を見た
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ