SILVER SOUL DREAM

□夢物語なら
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ふと視線をずらせば



目元を赤くした銀さんが



私を見つめていた



いつもよりは目は死んでいない




そんなにお酒は弱くないと



思ってたけど



今完全に酔ってる



気分が良い



「私さ、銀さんのこと嫌いだと思ってた」



「あの戦争で兄貴殺したから?」



「うん…でもさ」



銀さんを見つめ直して私はまた呼吸を調える




「私さ、思ってたより銀さんのこと好きかもね」


笑った私を銀さんも



白い息を吐きながらにんまりと私を見た
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