アスカガ短編小説
□甘えん坊
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少し冷えた風が、部屋のカーテンを揺らす。
と、同時に携帯の着信を知らせるバイブ音が部屋に響いた。
見ると、差出人は愛しい彼女の名前。
あまり自分からメールを送ってこない彼女のメールは、すぐに自分の鼓動を高鳴らせる。
が、アスランはその用件を見て更に驚いた。
今すぐ会いたい
無機質にもそれだけ書かれたメールは、逆にカガリの想いを充分こちらに伝えてくれる。
ぱっと上着だけ取ると、アスランはそのまま家を飛び出した。
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